介護士が働く現場は、日本中に数多くあります。特にさまざまな職種のスタッフがいる特別養護老人ホームや有料老人ホームなどでは、理想的な介護サービスの実践のために、スタッフ同士で日ごろから良い人間関係を築くことが重要です。特に、呼吸や栄養状態などで医療面の管理が必要な高齢者の対応をするには、同僚の介護士だけでなく看護師などの医療スタッフとの協力が必要な場面も多々あります。そこで、介護士が看護師と上手くコミュニケーションを取るためにも、日ごろから仕事の引継ぎの際や休憩時間などに個々が受け持つ高齢者に関する意見交換をしたり、仕事上の悩みについて相談し合ったりすることが大切です。また、なるべく職種に関わらずスタッフ同士の関係が良い介護現場を勤務先に選ぶこともポイントです。
介護士と看護師の人間関係が良い介護現場については、介護関係の転職サイトや専門誌などで好意的に紹介されることもあります。そのため、仕事上で人間関係に悩まないためにも、職場探しに役立つツールを活用して就職活動の参考にするのもよいでしょう。尚、介護士としての実務経験が少ない人は、週に一度は介護士と看護師が集まってミーティングが開かれている現場を探すこともおすすめです。看護師から日々の仕事に繋がる有意義なアドバイスをもらうことが可能だからです。その他、早朝や夜間など看護師を含めたスタッフの人数が少ない時間帯の勤務に就く場合には、伝達ミスを防ぐために、必ず介護日誌に大事な連絡事項を記入するよう心がけることも重要です。看護師と仕事上で上手くコミュニケーションを取っていくコツは、〈尊敬し合って強いチームに！介護士＆看護師〉にもまとめられています。